やることがたくさんあると、24時間はあっという間で、睡眠を削ってでもやるべきことをこなしたくなりますよね。
しかし、睡眠時間が短くなると、集中力は低下してしまう可能性があります。
そのため、自分に合った睡眠時間を見つけて、しっかりと睡眠時間を確保することが大切です。
ここでは、集中力と睡眠時間の関係や、寝るまでのルーティンについてご紹介。
これを読めばきっと睡眠の大切を実感できますよ。
集中力と睡眠時間の関係について
集中力と睡眠時間は密接な関係があります。
その理由と、睡眠時間が短い時はどんなことが起こるかについてまとめました。
睡眠時間が短いと集中力が低下
集中力を今よりも高めたいと感じているならば、睡眠時間を見直す必要があります。
睡眠時間が6時間よりも短くなると、人間は外からの刺激にとても敏感になるそうです。
つまり、ストレスがたまりやすく、集中できない精神状態になるということ。
そのため、睡眠時間を削ったり、一夜漬けしたりした後は、頭がーっとして目の前のことに集中できないのです。
人間の脳は睡眠時に、疲れを回復したり、神経細胞の修復を行ったりしています。
また、記憶を定着させる働きも同時に担っているのです。
起きている時にはウィルパワーが消耗しますが、睡眠時もこのような働きをしているので、同じように消費します。
パフォーマンスが低下
睡眠時間が短くても仕事をバリバリこなしたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
たしかに人間は、どんな状況下にあっても、やらなければならないことがあれば、睡眠時間を十分に取った人と同じくらいのパフォーマンスを発揮することができます。
しかし、一瞬でも張り詰めていた糸がプッツと切れてしまえば、集中力をなくしてしまい、回復することができないのです。
睡眠を十分に取っていても集中力が続かないことはありますが、その場合は、回復することが難しくありません。
睡眠がいかに大切なのかがわかりますよね。
さらに、短い時間しか睡眠が取れないと、パフォーマンスが低下したことに気づくことができないそうなんです。
自分の力量を考えずに大切な仕事を受けてしまうと、たとえ集中力があったとしても、最大限の力を発揮することはできないですよね。
我にかえったときは時すでに遅しなんてこともあるでしょう。
大きな失敗を睡眠時間が短かったからなんて理由で起こしたくはないので、どんなに忙しくても、睡眠時間を削るようなことは避けた方がいいです。
集中力を高める睡眠について
集中力を高めるためには、睡眠が大切な理由がわかりましたが、具体的にはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、集中力を高める睡眠について考察していきます。
人によって睡眠時間は違う
よく8時間の睡眠が最も適しているなんてことを聞きますが、実際のところは違います。
研究で証明されていないことや、最新の研究で、6時間半〜7時間半の睡眠時間をとっている人が幸福度などが高いと発表されたからです。
では、どのくらいの睡眠時間が一番いいのでしょうか。
答えは、「人による」です。
人によって適している睡眠時間は違い、遺伝子レベルで決まります。
タイプは3つで、ショートスリーパー、ミドルスリーパー、ロングスリーパーです。
それぞれの違いは、睡眠時間の長さで、一番短いのがショートスリーパーの3〜4時間。
長いのが、ロングスリーパーで10時間前後です。
これら2つのタイプに当てはまる人は、全人口の2割弱ほどなので、ほとんどの方が該当するのは、7〜8時間の睡眠時間が合っている、ミドルスリーパーになります。
適した睡眠時間は遺伝子で決まってしまうので、無理をすれば体調を崩してしまうのは、当然のことですよね。
自分に合った睡眠時間を見つけることは、非常に重要なことです。
睡眠の質を上げる
ただ睡眠時間を確保すればいいというものではありません。
集中力を高めるためには、睡眠の質を上げることが肝要です。
睡眠の質を上げるには、22時〜2時の間に深い眠りに落ちている必要があります。
この時間には、成長ホルモンがたくさん分泌されて、細胞の修復や疲労の回復をしているのです。
中学生のときや高校生のときに、早く寝なさいと怒られたことがあると思いますが、成長期こそこうした活動が、体を作る上で欠かせないからなんですね。
動画やSNS、ネット検索などをしていると、あっという間に日付が変わっていたってことがありますが、睡眠の質を上げるためにも、22時前には布団に入って寝る準備をしましょう。
やってはいけないこと
眠りが浅くなる原因として、スマホやパソコンから出るブルーライトがあります。
夜寝る前にブルーライト浴びると、脳が昼と勘違いして、睡眠を誘導するためのホルモンであるメラトニンの分泌を抑えてしまうのです。
メラトニンの分泌が抑えられてしまうと、眠れなくなったり、眠りが浅くなったりします。
また、体内時計が狂うなどの症状が出るので、寝る前のスマホやパソコンは控えた方がいいのです。
集中力を高める寝るまでのルーティンについて
睡眠時間を確保したり、睡眠の質を上げるためには、上記でお伝えしたことを守りつつ、寝る準備をしていくことが大切です。
食事は寝る2〜3時間前に取りましょう。
寝る直前に食事をすると、消化に悪く、眠りも浅くなってしまうのです。
また、寝る1時間前にお風呂に入るのも効果的。
眠気が自然とやってくるので、成長ホルモンが盛んに分泌される22時前には布団に入ることができます。
その間、スマホやパソコンとはおさらばしておきましょう。
そうすることで、質の高い睡眠を確保することができ、仕事や勉強で高い集中力を発揮することができるのです。
毎日同じような時間に食事や入浴をすると、体が自然と寝る準備をするようになります。
夜はウィルパワーも無くなっているので、あれこれと選択しなくてすむようにルーティン化してしまえば、疲労も回復しやすいでしょう。
まとめ
集中力を高めるためには、睡眠が必要不可欠。
しかし、ただ寝るのではなく、自分に合った睡眠時間を確保したり、睡眠の質を上げることが大切です。
そうはいっても、徹夜して作業を終わらせなきゃいけないときもありますよね。
その時は、集中力を切らすと回復できないことやパフォーマンス力が低下していることを、頭の隅にでも置いておきましょう。
失敗しても落ち込まずにすみます。
睡眠時間を安定して確保するためには、寝る前のルーティン化がおすすめ。
寝る前にスマホやパソコンをいじらないように気を付けてください。
眠れなくなったり、眠りが浅くなったりします。
質の高い睡眠と時間をものにして、高い集中力を手に入れましょう。
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