集中力って精神的なものだと考えている方も少なくないでしょう。
そのために、瞑想や座禅を取り入れている方もいると思います。
しかし、集中力は目に見ることはできませんが、人間の脳の仕組みと関係があるのです。
それを知ることで、集中力を最大限にまで高めることができます。
ここでは、集中力と関係する脳の仕組みや活用法について調べたことをまとめました。
集中力がないとお悩みの方は、ぜひ、ご参照ください。
集中力とウィルパワーについて
集中力を司るのは、前頭葉(ぜんとうよう)という場所です。
前頭葉には、感情や思考をコントロールする力があります。
それが、「ウィルパワー」。
ウィルパワーの特徴は、ゲームにあるライフポイントや体力のように、量が決まっていて、前頭葉からしか出すことができないことにあります。
集中力が長く続かない方やここぞという時に集中力を発揮できない方は、このウィルパワーを無駄に使っている可能性があるのです。
逆をいえば、ウィルパワーを最大限有効活用すれば、疲れ知らずの超集中力保持者へと成り上がることができます。
集中力を長く継続することができれば、仕事で成果を上げることは難しくありません。
短い時間でタスクが終わることがわかると、心にも余裕が生まれ、新しい仕事が来ても怖くないでしょう。
むしろ、「私がやります」みたいことを、自分から上司に提案することも夢ではありません。
「本当にできるの?」って聞かれた時に、「このくらいの仕事なら、このくらいの時間で片付きますよ」なんてことが言えたら、評価もぐんと上がるでしょう。
仕事に対するモチベーションも急上昇ですよね。
集中力の源ウィルパワーの消耗と回復について
ゲームのライフポイントは時間が経ったり、友だちがハートをくれたりすると、回復しますよね。
反対に、戦ったり、クリアできなかったりすると、消耗していきます。
他の人からウィルパワーをもらうことはできませんが、そんな感じで減ったり、増えたりするのです。
何かを決める時やなにかに取り組む時にウィルパワーは消耗します。
そのため、無駄な選択であっても、人生を二分する大きな選択であっても、消耗することに変わりはありません。
朝起きてから、今日は何食べようか、何時に起きようか、布団からはいつ出ようかなんてことをうだうだ考えていると、ひゅ~ってウィルパワーが知らずのうちになくなってしまうのです。
これは、非常にもったいないことですよね。
無駄な選択をしないようにするのが、消耗しないための秘訣です。
回復については、寝れば回復されることは言うまでもありませんが、疲れたからといっていつでも睡眠を取れるわけではないですよね。
減っていってしまうものなので、節約しながら使っていくということが大切なのです。
集中力の源ウィルパワーの節約方法
集中力を維持するためには、ウィルパワーをいかに効率よく活用できるかがポイントです。
ウィルパワーを大事な場面で使うための節約方法は、小脳を使うことにあります。
小脳は、ルーティン化されたものを処理する脳の器官です。
例えば、野球の1000本ノックやキャッチボールなどは、習慣化させることで、頭で考えなくてもボールが取れたり、投げれたりする練習になります。
初めのうちは、どうやったら上手くできるようになるか考えますよね。
その間、ウィルパワーは大量に消耗されてしまい、終わると「疲れたー」ってなります。
しかし、慣れてくるとなんであんなことができなかったんだろうってなるのです。
いわゆる体が勝手に覚えて目をつぶってもできるよみたいな感覚。
この感覚を仕事や私生活に活かすことが大切なのです。
集中力をキープできない人にありがちなのが、あとでやるよって言葉。
一見先送りにしているから節約できるのではと思いますが、反対です。
やらなければならないことが頭の中に残り、ちょっとずつ消耗されてしまいます。
何かの拍子に思い出して、その度に、いつやろうって考えるからですね。
気になったらメモに記録して、1日の予定の中に組み込んでしまいましょう。
もし、すぐに終わることであるならば、真っ先に片付けてしまうのが得策です。
いつやるの?今でしょってことですね。
まとめ
集中力を司るのは、前頭葉で、ウィルパワーというものがあります。
量が決まっているので、毎日やらなければならないことは、ルーティン化するなどして、節約することが大切です。
また、しっかりと睡眠を取ったり、バランスの良い食事を摂ったりすることも関係しています。
睡眠と食事は何においても重要なので、忙しくもおろそかにならないように気をつけましょう。
集中力を節約するためには、無駄な選択や先延ばしをしないことが、肝要です。
なんでも後でやるは禁句と心得て、すぐに手を付けられるのであれば、多少の時間を割いてでも終わらせてしまいましょう。
集中力を最大限まで高めて、日々の生活を楽にできるといいですよね。
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