2023年10月6日22時48分頃、蟹座で下弦の月を迎えます。
下弦の月は満月のあとの半月のこと。
下弦の月の時には、抱えていたなにかがすっと離れていくような、目標を達成した時に感じる高揚感が抜けて少し物悲しいようなそんな感覚になる人もいるかもしれません。
それは、満月では達成したり、成果をあげたりなにかと手にすることが多いからです。
新月ではまっさらな状態から満月までに達成したい目標を立てたり、新しいものを吸収するためにリセットしたりします。
下弦の月はそんな新月に向けて余計なものを手放していくタイミングなのです。
手放しは畑に例えると、種をまきやすいように草刈りしたり石をどかしたりすることだね
今回の蟹座下弦の月の特徴は内面を深堀りすること
下弦の月はひと月に一回訪れます。
下弦の月は手放しをするタイミングなので、そのくらいの周期で手放しをしていくことになるのです。
ただ、それだけ手放しするタイミングがあると、どこかで手放すものがなくなる感じがしますよね。
新月と満月に○○座の新月○○座の満月があるように、下弦の月も○○座の下弦の月があります。
その○○座によって取り組むテーマや内容が変わることをイメージしてみてください。
その時の○○座の○○月に沿って生活していくと自然と星の流れに乗ることができます。
今回は蟹座下弦の月なので、蟹座的なことがテーマとなり、そのテーマに沿って手放しをしていくことがポイントです。
太陽と月の配置は心に関係する?
そもそもなんで太陽と月の位置関係が心に関係しているのでしょうか。
占星術では太陽は外での自分を表し、月が自分の内面を表すからです。
外での自分とは他の人から見ることができる自分になります。
太陽と月が重なっているときは、実際に行動して表現していくことと内側にある思いが同じになるので、とてもスムーズです。
例えば、仕事である作業を習得するという目標を立てたとしましょう。
その目標に対して気持ちもその作業を習得することに対してやる気が満ち溢れているので、目標を達成しやすいみたいな感じですね。
太陽と月が向かい合った状態で離れているときは、行動と気持ちが完全に一致しているわけではありませんが、最終的には一つになります。
先ほどの例でいうと、作業を習得するために意識が働き、手を動かしたり頭を使ったりするでしょう。
ただ内面では、プライベートと仕事はバランスが大事という気持ちを持っていて、プライベートを充実させることをイメージします。
結果的には、プライベートを充実させることによって精神的に安定し、仕事に対するモチベーションや集中力が上がって目標の作業の習得ができるという感じです。
では、下弦の月はどうなるかというと、太陽と月が以下の図のようになります。
この位置関係だと太陽と月はお互いの性質を素直に受け取ることができません。
先ほどの例でいうと、新しいことを習得する気持ちになれなかったり、自分が今できることで誰かの役に立ちたいと思ったりするみたいな感じです。
下弦の月はこのようなことが起こるので、手放しするにしても心がざわざわしたり、手放すことに抵抗を感じたりします。
天秤座太陽の特徴
この日の太陽は天秤座です。
サビアンシンボルは14度の「正午の昼寝」。
サビアンシンボルとは、簡単にいうと、1つの星座を30タイプにわけてそれぞれの特徴を詩にしたものです。
この日の天秤座の太陽は、正午の昼寝というタイプの天秤座。
正午の昼寝タイプの天秤座は、表面的なことではなく心のずっと奥底にある自分の無意識と向き合います。
昼寝をすることによって普段は思いもつかなかった発想やアイディアがわいてくるという意味のサビアンシンボルです。
蟹座月の特徴
この日の月は蟹座にあります。
サビアンシンボルは14度の「北東の大きな暗い空間に向いているとても年をとった男」。
理想や希望、予感などは自分の内面にあるものですが、それを突き詰めていくと実はそこにはなにもなかったという経験をするサビアンシンボルです。
期待感や将来に希望を感じるのはそれが未来にあって今ここにないから。
実際そこまで行ってみると行く前に感じていた期待感や希望はなくなります。
内面を深掘りしていったときにその境地までたどり着くことによって、自分の中の本当に望みを知ることができるという意味のサビアンシンボルです。
一つの星座の中に30種類もタイプがあるなんておもしろいよね!ちなみに管理人は過激な雑誌タイプの双子座です
ポイントとなる星のつながりはカイロンと木星
この日の蟹座下弦の月のホロスコープから、太陽と月に対して繋がりを持っているカイロンと、太陽に繋がりを持っている木星の関係をピックアップしました。
これらの星の配置もスムーズに手放しをするためのヒントとなります。
太陽と月とカイロンのTスクエア
Tスクエアは二等辺三角形の形をしています。
以下の図のような配置です。
Tスクエアはお互いの性質を活かしあうのに少しコツがいる関わり合い方をしています。
今回のTスクエアを作り上げているのは活動宮というカテゴリーのサインたちです。
活動宮は、季節の始まりにあたる星座なので、物事を始めたり、ゼロから新しいものを生み出したりするエネルギーを持っています。
そんな活動宮たちが作っているTスクエアをうまく使うためには、目的や方向性を明確にすることが大切です。
Tスクエアを作っている天体の一つにカイロンがありますね。
カイロンは小惑星のひとつで、魂の傷や癒しを意味する天体です。
この日は社会を意味する部屋に配置を取っているので、社会的なことに対する傷や癒しを表しています。
また、このカイロンは牡羊座にあり、サビアンシンボルは18度の「空のハンモック」。
日々のルーティンをコツコツとこなすタイプの牡羊座です。
社会での傷や癒しについてコツコツと実務的なことをこなしていくことが大切という意味になりますね。
太陽はインスピレーションからなにかを受け取るタイプの天秤座で、月は自分の本当の望みに気づく蟹座、カイロンは社会的な傷や癒しにコツコツと取り組む牡羊座です。
手放しをスムーズにしていくためには、インスピレーションを大切にすることや目の前のことにコツコツと取り組むこと、
自分の内面を奥深くまで深掘りすることによって本当の望みを知っていくことを意識することが大切と読み解けますね。
太陽と木星の複雑な関係
天秤座の太陽と牡牛座の木星は以下の図のような配置です。
これは、折り合いを付けながら二つの天体の資質を使っていく配置となります。
牡牛座の木星はサビアンシンボル14度「模索している貝殻と遊んでいる子供たち」。
自分の限界を見極めて自分にとってふさわしい選択肢を取っていくという意味です。
木星は拡大と発展などを表し、幸運の星とも呼ばれています。
これらの性質を持つ牡牛座の木星と天秤座の太陽をそのまま活かそうとすると、自分の無意識からくる発想に従うと選択肢が増えすぎてしまって収集がつかなくなる可能性があるのです。
インスピレーションから得た発想は自分の限度を超えない範囲で受け取って、その中からふさわしい選択肢を取っていくと、この二つの天体の資質を使いこなすことができますね。
天体の配置によって意味合いが変わるんだよね!
まとめ
この日の蟹座の下弦の月で意識することは次の2つです。
心がざわざわしたり、手放しがうまくできないなと思ったらぜひ参考にしてみてくださいね。
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