地球の歴史のうち約77万年前から約13万年前の年代を「チバニアン」と名付けられたことが、話題を呼んでいます。
地質時代に日本の地名が使われることは、史上初の快挙とのこと。
嬉しいニュースとなりましたが、???がいっぱいの人も多いはず。
詳しい経緯やチバニアンについて詳しく見ていきましょう。
チバニアンに命名!その内容とは
【祝・ #チバニアン 決定】市原市の地磁気逆転地層などの千葉セクションを巡り国際地質科学連合の投票が17日、韓国で行われ、これにより約77万4千~12万9千年前の地質時代が「チバニアン」と命名されることになりました。
記事詳細は→ https://t.co/6ZgVSjKIsf#千葉日報 #千葉時代 pic.twitter.com/CXNBhiuPgx— 千葉日報 (@chibanippo) January 17, 2020
17日、地球の歴史の中で、およそ77万年〜13万年前の時代を「チバニアン」と命名することが、国際地質科学連合の最終審査で決定されました。
国際地質科学連合は、地球が誕生した46億年もの間の時代を、いくつかに区切ってそこに名前をつけています。
その時代に日本の地名が付けられるのは、日本初の快挙となり、注目が集まっているのです。
千葉県の名前が付けられたのは、市原市に今からおよそ77万年前から13万年前を象徴する地層があったから。
地球の地場が逆転した痕跡が残っているのだそう。
非常に貴重な地層ですよね。
国立極地研究所や茨城大学などの研究チームが、市原市にあるこの場所を、77万年前から13万年前を代表する場所として、国際地質科学連合に申請していました。
それが認められて、「チバニアン」という名前が付いたのです。
地球の成り立ちの中に日本の地名が使われるのは、日本人として誇らしいですよね。
これでこの地層が有名となり、千葉に訪れる観光客も増えるかもしれませんね。
チバニアン命名に世間の反応は?
温かく見守っていた人たちからは、正式決定おめでとうございますとの喜びの声が寄せられています。
中には、揉めていた件について心配する声もあり、無事に正式採用されてよかったですよね。
また、他の県だったこんな名前だったのかもというものもあります。
例えば、埼玉県で発見されていたら、「サイタマン」「サイタニアン」など。
これからチバニアンを文字った言葉が広がりそうですよね。
千葉県民からは特に喜びの声が多く見受けられます。
しかし、あまりにも昔のこと過ぎてすごいことなのか実感できていない人が多いようです。
チバニアンと聞いて、
『アニメのキャラクター』
と思った人はリツイート。『ポケモンのキャラクター』
と思った人はいいねw #チバニアン— ふる(どうでしょう藩士) (@moonkiba) January 17, 2020
千葉の新しいキャラクターかと思った。#チバニアン
— ちゃぶ (@charoken) January 17, 2020
えっジバニャン?笑#チバニアン
— 🐈ゆきまる🐈🐾 (@gHxI7Px9MEDK6Qu) January 17, 2020
たしかにアニメのキャラクターみたいな名前ですよね。
チバニアン命名…いつの時代の話?
地球の歴史は規模が大きすぎて、頭がパニックですが、地質時代は現在〜46億年間の話で、時代を大小に区切っています。
時代の区切りは地層が基準値となっていて、その基準値となる地層がある場所などに由来する名前が、これまで付けられてきました。
チバニアンは「千葉時代」を意味するラテン語。
そのため、チバニアンは日本語で千葉時代ということになりますね。
学校で勉強してこともあると思いますが、ネアンデルタール人が生きていた時代に当たるそうです。
チバニアンは、カラブリアンのあとの時代になります。
この時代のことを詳しく研究する上で、日本の研究者などが示す論文や見解などが、世界から注目を集めることになるのです。
地球の歴史について知る手がかりを、日本人が見つける日も近いということです。
そう考えると、名前が付いたことだけでなく、これからの地球史に多大な影響を与えることになるかもしれないと思うと、鼻が高いですよね。
それだけ大きなことなのです。
チバニアンに命名!地質時代とは?
地質時代は、地球が誕生してから現在までの時代を、生物や気候、地球の磁気などの違いから、大小に細かく区切ったものです。
それぞれに名前が付けられていますが、小さな年代には名前が決まっていないものもあるそうで、その中の一つがチバニアン。
チバニアンは、およそ77万4千年から12万9千年前の年代です。
千葉県市原市にあった地層から、地球の地場が逆転した痕跡が見つかったとのことで、この地層を研究することによって、チバニアンの時代に地球の気候や生物の状態がどうだったのかが分かります。
地球は歴史上、何回も地球の地場が逆転しており、氷河期などの気候の変動に大きく関わっているのだとか。
新しい生物が見つかったりしたら、また大きなニュースとなりそうですね。
チバニアン命名に妨害者発生!
17日に国際地質科学連合から正式発表があった「チバニアン」ですが、決まるまでには国内の反対者から妨害を受けていました。
理由は、地層がある土地の問題。
土地の所有権について、もめたそうですが、ある教授がこれに待ったをかけたから問題となったそうです。
チバニアンの根拠となった地層がある土地を、研究チームが入れないようにしたり、地層のデータがねつ造されたものだと主張する文書を、学会に提出したり。
最終的には、審査で採用されて妨害を回避することができましたが、なぜそのようなことをしたのか疑問ですよね。
無事に審査が通り、研究チームはほっとしているのではないでしょうか。
世界史に大きな影響を与えるかもしれないチバニアン正式決定。
これから新しい日本の立ち位置として、世界に発信することができればいいですよね。
2020年はオリンピックがあるので日本は注目されますが、科学的にも新しい発見をして、そういったことからも注目を集める国になれればいいですよね。